タイヤ、スノボ、便器… 高速道で落下物急増 県警高速隊タイヤにスノーボード、中には便器も−。県内を走る高速道の落下物で県警高速隊が1月から7月までに出動した件数は416件に上り、前年同期(245件)に比べ約70%増加したことが、4日までの同隊のまとめで分かった。

土日千円のETC割引などに伴う利用者の増加が背景にあるとみられ、同隊は「大事故につながる危険性が高く、積み荷を落下させたドライバーは道交法違反で処罰されることもある」と事前点検の徹底を呼び掛けている。

同隊によると、特に多かったのはタイヤやビニールシート、角材、脚立など。中には便器やビールケース、スノーボードもあった。1カ月ほどで約2トンのコンテナがいっぱになるという。

大半はトラックやバイクの荷台、乗用車のキャリアからの落下。積み荷をヒモなどでしっかり固定しないまま高速道に入り、車線変更時などに落ちるケースが多いという。

1月から7月までに県内の高速道で発生した落下物との衝突事故は27件(前年同期比11件減)で、死亡事故につながったケースはない。しかし全国的には2009年9月に新潟県糸魚川市の北陸道でトラック運転手が落下物のタイヤをはね上げ、このタイヤが男性に直撃して死亡する事故が起きている。

同隊は積み荷の固定状態の確認を再度呼び掛ける一方、落下物を発見した場合には「早急に通報してほしい」と訴えている。

落下物の急増に、同隊はネクスコ東日本と点検を呼び掛けるチラシ約1000枚を作成。県内のサービスエリアなどで配布している。
(下野新聞)