
焼き畑は同町摺墨の農業永井邦太郎さん(75)が伝承し、スキー場などを運営する「ウッディパル余呉」と県立大が協力して昨年から実施。今回から「こだわり滋賀ネットワーク」も連携する。
この日は学生や研究者、永井さんが代表の「焼畑農法山かぶ栽培保存会」のメンバー、ボランティアら35人が参加。永井さんの指導で、参加者が7月中に刈った草に杉の葉を足して火力を調整しながら、午前中に約11アールの斜面を焼いた。
焼き畑は、火が害虫を駆除し、炭が肥料になって、直後に種をまくことで発芽率が高まるといい、午後からは斜面を耕しながら山かぶの種をまいた。
山かぶは10月下旬から収穫して漬物やレストランの食材などに利用する。11月7日には収穫祭も計画する。永井さんは「伝統農法を残したいという一心で続けている」と話した。
(京都新聞)
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