
スキー場のリフトに取り残された若者3人が、氷点下20度の極寒と暗やみのなか、携帯電話も食料もない状況で、地上15メートルからの脱出を試みる。この日は会場の冷房を最低温度の18度まで下げたなか、観客は自前のスキーウェアを着用し、作品の恐怖感を体感した。
スキーウェアに身を包んだデーブは、「実はスキーを1回もしたことない」と告白。映画の感想を求められても、「イラクで爆弾処理する映画です。あっ、青い顔したやつらが出てくるんだった」と“お寒い”テキトー発言連発で、客席は水を打ったような静けさに。
空気を察したのか、「こんな映画は今までなかったから新鮮。ありえるシチュエーションだと思う」とフォローしたが、八代から「(スキー場に)行ったことない人が言ってもリアリティないですよ」と冷たいツッコミを受ける始末で、最後は「フローズンといえば、ガリガリくん。すごく売れているらしいし、(赤城乳業の)株を買っておけばよかった」とやけくそ気味だった。
一方の八代は、「スキー人口が減っているなか、なんでこんな映画を公開してくれるんだ」と憤慨しつつも、「見始めると、思わず引きこまれてしまう。ちょっとさみしいスキー場ならありえない話ではないかも」。八代自身も、苗場スキー場でヘリコプターの不時着事故が原因で起こった停電により、ゴンドラに数時間閉じ込められた経験があるといい「常にポケットにチョコやアメを入れておけば、ちょっとした栄養補給になる」とアドバイスした。
「フローズン」は、8月7日から全国で公開。
(映画.com)
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