大山山ろくで大山国際スキー場を経営する日本交通(鳥取市)が、大山観光開発(米子市)から豪円山と上の原の2スキー場の経営権を取得することで両社が基本合意した。大山町内の4スキー場は、スキー人口の減少と暖冬などで厳しい経営環境が続いていた。経営譲渡により大山スキー場管理組合の加盟団体は3経営体から2経営体になる。4スキー場体制は存続される。

組合には、ほかに町営中の原スキー場が加盟している。

組合長の森田増範・大山町長と日本交通の沢志郎社長の説明によると、大山観光開発の従業員とリフト、ロッジなどの受け皿になる新会社を設立し、この新会社を日本交通が完全子会社化する。上の原のロッジは撤去し、滑りやすいゲレンデに改修するという。

日本交通は環境省などの認可を得て、12月23日のスキー場開きまでに準備を整える方針。

4スキー場はピークの95年シーズンには41万人のスキー客が訪れたが、09年シーズン14万5000人にまで減少。沢社長は「大山はスキー以外の魅力も多く、効率的運営でなんとか続けられる」と話している。

大山一帯のスキー場は、ほかに伯耆町と江府町に計3カ所ある。
(毎日新聞)