例年になく、よく雪が降った2月。宇都宮地方気象台によると、2月は日照時間が少なかったうえ、宇都宮で11日間も降雪を観測するなど、平地での雪が多かったという。この雪で、各方面にもさまざまな影響があったようで…。

同気象台によると、2月中旬は寒気が本州に南下した影響で雪が多くなった。宇都宮市の降雪日数は11日(平年は6・3日)で過去5位の記録。3日に1度は雪が降ったことになる。宇都宮市内では6センチの積雪を観測したところも。

その分、スリップ事故も多発。栃木県警によると、2月中のスリップ事故は458件。このうち293件はスタッドレスタイヤなどを付けた車で、県警は「対策を取っているという過信も事故を生んでいる」と分析する。

一方、タイヤ専門店「タイヤ館宇都宮北店」(同市山本)では、スタッドレスタイヤが前年同月比で80%増の売れ行き。「あわてて買いに来るお客さんも多かった」と担当者。

雪不足を危惧(きぐ)していたスキー場は一転、雪に恵まれた。那須塩原市湯本塩原のスキー場「ハンターマウンテン塩原」は、不況の影響で来場者数が減っていたが、今年は前年同月より4・8%増で、「この雪のおかげ」(営業部)とほっとした様子。

また2月は、日照時間が少なかったのも特徴。大田原の日照時間は114・3時間で過去最低を記録。しかし「JAなすの」によると、作物の生育に大きな影響はないという。
(産経新聞)