全日本スキー連盟(SAJ)の伊藤義郎会長は24日(日本時間25日)、ウィスラーで記者会見し、現時点までの今大会を総括した。期待の大きかった女子モーグルの上村愛子(北野建設)やノルディック複合団体でメダルを逃したことについて、「非常に残念」と語った。日本のスキー競技は現時点でメダルがなく、入賞はトリノ五輪と同じ8。伊藤会長は「五輪はメダルの(数を競う)競技。入賞では通用しない」と手厳しかった。

昨季の各競技の世界選手権では、複合団体が優勝し、上村やスノーボード・男子ハーフパイプ(HP)の青野令(松山大)も金メダルに輝いたが、五輪本番で結果を残せなかったことに、「非常に驚き。全日本スキー連盟として1年間の対応に問題があったと思う。反省してやっていきたい」と伊藤会長。

服装の乱れなどが問題になった男子HPの国母和宏(東海大)については「規律を守るのが社会人」と指摘したが、SAJとしての処分を科すかなどには「日本選手団解団後に、理事会を開いて対応を協議する」と述べるにとどまった。

ジャンプについては、「非常に良くやった」とねぎらった一方、出場なしに終わった日本選手団主将の岡部孝信(雪印)に関しては「(試合に)出すべきだったかなと思う」と私見を述べた。カリ・ユリアンティラ・ヘッドコーチに関しては「(選手との)コミュニケーションが100%できていなかった」と指摘した。伊藤会長は、札幌市で開会中の冬季国体の閉会式に出席するため、26日に帰国する予定。
(毎日新聞)