19日午前10時30分ごろ、白山市瀬戸の白山瀬女高原スキー場で、男性ががけ下に転落しているのを、同スキー場のパトロール隊員が見つけた。男性は野々市町稲荷、職業不詳、指江龍二さん(62)。指江さんは骨盤を折るなどしており、約3時間後に出血性ショックで死亡した。

鶴来署によると、指江さんは天候が悪化したため、スキー客の男性(70)と共に中級者向けのコース(長さ3400メートル)を使って山頂から降りる途中だったらしい。指江さんが戻って来ないことから、男性がパトロール隊に連絡。指江さんはコースから外れた約20〜30メートル下のがけで動けなくなっていたという。

同署は事故とみている。コースの最大傾斜は29度。事故現場には転落防止用のネットを設置していなかった。

スキー場を運営する「スノーエリアマネジメント白山」によると、ネットはコースを外れると危険な場所と判断した個所に設置しているという。現場については「急なカーブもなく、通常なら事故はない場所だった」と説明。今後も設置の予定はないとしている。

同スキー場では今月11日、リフト座席が落下する事故があり、国土交通省から警告を受けた。
(毎日新聞)