バンクーバー冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプで銅メダルを獲得したスコット・ラゴ(23)=米国=が、競技後のパーティーでメダルを下腹部にぶら下げファンの女性がメダルにキスする場面などの「お下劣写真」を撮られたことが20日、分かった。写真はインターネットに掲載され、ラゴは謝罪の上、同日自主的に帰国した。

スノボ男子ハーフパイプでは、決勝後の“噴水会見”など一連の悪態ぶりで国母和宏(21)=東海大=が日本で批判を集めたが、米国にも“問題児”がいた。

問題の写真は、ラゴが「TEAM USA」とロゴが入った米国チームの公式Tシャツを胸のあたりまでたくし上げたうえ、銅メダルを下腹部につるしているところを黒髪の女性がメダルにキスしているという“思わせぶり”なもの。さらにこの女性が銅メダルにかじりついている写真もある。女性はアジア系とみられ、ファンの一人とされている。撮られたのは現地時間17日の競技翌日の18日夜に開かれたメダル獲得の祝賀パーティーの流れの中で、大勢が見守る公道上だったという。

米ゴシップサイト「TMZ」が19日午後、ウエブサイトに掲載したが、その後のラゴの対応は素早かった。すぐに米国オリンピック委員会(USOC)と米国スキー・スノーボード連盟に公式に謝罪。そのうえで、五輪チームから一人離れて自主的に帰国することを決めた。USOCスポークスマンのパトリック・サンダスキー氏は「ラゴには何の圧力もかけていない」と話している。

実は、前回06年トリノ冬季五輪の際、米国選手団では競技以外で問題視された行動が複数あったことから、USOCは選手に行動の心得などを学ばせる「アンバサダー・プログラム」を08年北京五輪前から行ってきた。

その中での問題行動。形の上では“自主帰国”だが、米スキー・スノーボード連盟のビル・マロルト会長は「ラゴは偉大な選手だが、適切な行動をとる責任がある。そして彼の今回の行動は容認できない」と激怒しており、何らかの“指導”があった可能性は高い。

もっとも“ストリート系ちょいワル”のスポーツとして誕生したとされるスノーボードだけに、洋の東西を問わず、この手の問題はアリ?
(サンケイスポーツ)