スノーボード女子ハーフパイプで予選敗退の岡田良菜(18日、バンクーバー)初の夢舞台は、あっけなく終わった。予選の1本目は、2つ目のエアを終えた後に転倒。2本目は3つ目のエアに移る間の底部で再び足を取られて、転んだ。自慢の高さを出せずに終えた19歳のホープは、ただ涙が止まらなかった。

「すごい、悔しいです。緊張はそんなにしなくて、いいパイプやし、楽しもうと思ってました。でも、自分の技はうまくいかなくて残念です」

夕方以降の練習が続いていたが、この日は7度まで気温が上昇した昼間の試合。雪質の変化に素早く対応できなかったことが失敗の原因となった。「(練習と)同じ感じで進みすぎた。自分の経験不足」。滋賀県大津市から応援に駆けつけた両親らを前に惨敗した岡田は、普段なら頻繁に使う「めっちゃ」という関西弁で喜びを表現できなかった。

この1年間で急成長、W杯(ワールドカップ)の表彰台にも乗った。小学校2年生から始めたスノーボードは好きだが、けががつきまとう。昨シーズンも練習中にヘルメットを4個割っており、「そんなに長くやり続けないだろう」と将来を見すえる。しかし、23歳で迎える次回ソチ五輪は勝負の大会。「4年間しっかり練習して、自分のランをやりたい」。おそらく日本女子のエースとして臨むであろう4年後に向けて、固い決意を誓っていた。
(産経新聞)