スノーボード男子ハーフパイプ予選の青野令のエア。青野は1組の2位で決勝進出(17日、バンクーバー)時事通信今季苦しい戦いが続いていた青野に最高の笑顔が戻った。4年前のトリノ五輪は滞在していた岐阜のスキー場で、食い入るようにテレビを見つめていた。その憧れの舞台で、予選から持ち味を発揮した。

「スタート地点に立った時、下を見ると人がいっぱいいて、これがオリンピックかと思った。緊張してのどは乾いて、唇もカサカサだった」。それでもスムーズに最初のエアを飛ぶと、最後まで大きなミスなく終えた。決勝進出圏内の全体2位。2本目は持ち味の高さを生かした演技で43.1の高得点。予選では全選手中3番目の得点で、決勝でのメダル獲得へ期待がふくらんだ。

「自分の滑りができて満足。(予選3位以内に入って)直接、決勝に行きたかったし、よかった」と笑顔がこぼれた。

1本目は優勝候補筆頭のショーン・ホワイト(米国)が45.8点の高得点をマークした直後の演技だった。「いい滑りをした後は緊張する」と振り返ったが、この感覚も予選で経験できたのは大きい。1年前のプレ五輪大会では、そのホワイトに次ぐ2位。決勝で再び連覇を狙う王者に挑む。
(産経新聞)