東海大は15日、札幌キャンパスで開催を予定していたバンクーバー五輪のスノーボード・男子ハーフパイプ日本代表、国母和宏選手の応援会を中止すると発表した。服装の乱れや記者会見での言動で、大学にも批判の声が殺到したことを受けての対応とみられる。

今回の国母選手の騒動について、国母和宏選手と長い付き合いを持つプロスノーボーダー、Daze(ダゼ)こと荒井善正さんが自身のブログにつづっている。荒井さんは、10年前に当時小学生だった国母選手と出会い、それ以来の付き合いだという。

荒井さんは、百万人に一人しかかからないという難病「慢性活動性EBウィルス感染症」に侵されていたが、スノーボードを通じて知り合った国母選手を含む、多くの仲間の協力により、ダゼ基金「荒井daze善正君を救う会」が発足され、2008年の夏に手術が行われた。その後、再びプロスノーボーダーとして活動をしている。

ブログでは、自身が入院していた頃の思い出として「(国母選手は)海外の撮影や大会の合間を見つけては東京の病院に顔を出してくれて特に心配する訳でもなく海外での話やスノーボードの話をして闘病へのモチベーションをあげてくれた」と国母選手とのエピソードをつづっている。

また、国母選手の「会見での態度はいただけないものだった」としながらも「俺がカズ位の歳の頃は怒られても素直に謝ることは出来なかったと思う。でもこうやって怒られて人は成長して行くものだと俺は思う。俺は人間死ぬまで成長して行くモノだと思う」と語り、彼のこれからの成長を見守ってほしいと述べている。

荒井さんは、スノーボードの魅力を改めて教えてくれたのは国母選手であり、「スノーボードを続けていたからたくさんの仲間が出来てたくさんの人に支えられて俺は今、九死に一生を得たと思っています。スノーボードがくれた命と言っても過言では無い」という。

仲間からの熱い応援は国母選手に届くだろうか。オリンピックの舞台で、日本代表のスノーボーダーの滑りを世界に示すことで、騒動が鎮静化することを期待したい。
(サーチナ)