◇夫・皆川選手の出身地・湯沢
バンクーバー冬季五輪で13日(日本時間14日)、フリースタイルスキー女子モーグルに出場した上村愛子選手(北野建設)は4位に終わり、メダル獲得はかなわなかった。湯沢町出身のアルペン代表、皆川賢太郎選手(竹村総合設備)と昨年6月に結婚したばかりとあって、同町の苗場スキー場のレストラン「ウィスラーカフェ」ではパブリックビューイング(PB)も行われ、大勢のスキー客らが声援を送った。「残念だけどよく頑張った」「感動した」。上村選手をたたえる声が次々に上がった。

会場には屋内と屋外にテレビが設置され、県内外から訪れたスキー客ら100人以上が見守った。上村選手が登場すると「アイコ」コールが始まり、小さな日の丸の旗を握りしめて祈る人の姿も。滑走中は「速い」「攻めろ!」と声が飛んだ。最終滑走者が滑り終え、上村選手が4位に落ちた瞬間、「あー」と悔しそうにひざをたたく人もいた。

東京都練馬区の会社員、鈴木雄一さん(39)は「残念だが、集中した滑りは素晴らしかった。感動しました」。同日野市の会社員、佐藤真志さん(34)は「また4年後に挑戦し、今度はメダルを」と期待した。

皆川選手の湯沢中の後輩で、02年のソルトレークシティー冬季五輪男子モーグルに出場した同町の下山研朗さん(27)も応援。「(上村選手とは)合宿や遠征でずっと一緒だった。周囲には優しいけど、負けず嫌いでストイックな人。惜しいが、力を出し切ったと思う」と健闘をたたえた。

一方、同スキー場で最終調整中の皆川選手は「よく頑張った。最高の滑りを見せたと思う。自分も200%の力を出して良い成績を残したい」とコメント。下山さんは皆川選手について「調子は良さそうだったので期待したい。今までの12年間をぶつけてほしい」と話していた。

皆川選手が出場する男子回転は27日(日本時間28日午前3時)競技開始予定で、同町の苗場プリンスホテルでパブリックビューイングが行われる予定。
(毎日新聞)