記者会見の冒頭で頭を下げる国母和宏選手(右)。左は日本選手団の橋本聖子団長=飯塚晋一撮影スノーボード・ハーフパイプの国母(こくぼ)和宏選手(21)=東海大=の「服装の乱れ」に批判が集まっている問題で、国母選手と日本選手団の橋本聖子団長が現地時間の12日(日本時間の13日)、バンクーバー市内で記者会見して謝罪した。

橋本団長は「その場で注意できなかった監督やコーチにも大きな責任がある」と話し、12日夜の開会式への参加を、国母選手と萩原文和監督、2人のコーチの計4人が自粛することになった。

橋本団長は、全日本スキー連盟が国母選手の出場辞退を申し出たことを明らかにしたが、「国母選手が試合で自分の力を出し切るのが責任の取り方。選手団として責任を負い、サポートすることを約束し、本人にがんばるように伝えた」と話し、国母選手は大会に出場すると説明した。

国母選手は「いろいろな方にご心配とご迷惑をおかけしてすみませんでした。応援してくださる方々のため、よい滑りができるようがんばりたい」と神妙な面持ちで語った。

「代表選手団となったら公人として行動しなくてはならない。今回の服装の乱れは(日本オリンピック委員会の)公式服装規程に違反している」と橋本団長が指摘すると、じっと聴き入った。記者からの質問に、マイクを手にしばらく黙り込んだり、橋本団長に助言を求めたりする場面が続いたが、今回の騒動が競技に与える影響を問われると、大きな声で即答した。「何も変わらないです」

最後は深々と頭を下げて席を立った。

国母選手が日本を出発して9日にバンクーバー入りする際、選手団の公式ブレザー姿でネクタイを緩めてシャツのすそを外に出し、ズボンをずり下げた「腰パン」姿だったことが発端。10日の選手村入村式への参加を自粛したが、その後の会見で「反省してま〜す」と語尾を伸ばして発言、JOCなどに電話やメールで多数の批判が集まった。
(asahi.com)