記者会見で質問に答える国母和宏(10日午後、バンクーバーで)=尾賀聡撮影(読売新聞社)スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子代表の国母和宏(21)=東海大=が、日本からの移動の際にシャツなどだらしなく出すなどの公式服装の乱れに対し、日本オリンピック委員会(JOC)や全日本スキー連盟(SAJ)に抗議の電話があったことが10日、分かった。これを受け、SAJは、バンクーバー市内で行った日本選手団の入村式出席を自粛させた。

SAJから連絡を受けた萩原文和監督(52)が、国母に注意。一緒に行動してきた綿谷直樹コーチ(39)ら3人に対しても「指導者の問題でもある」と厳しく指摘。JOCも萩原監督とコーチを注意した。入村式に出席したJOCの市原則之専務理事(68)は「スポーツマンの服装ってモノがある。国民の税金を使った服装じゃない」と話した。

国母は同日の記者会見は公式ジャージー姿で鼻と耳のピアスはそのままで出席。時折笑顔を見せながら、「(服装を)指摘されたので入村式には出ませんでした。反省していま〜す」と、独特の軽いタッチで謝罪。競技に影響するかの質問には「ありません」と話した。萩原監督は「本人は反省している。今後は競技に専念させる」と話し、会見の最後には出席者全員で頭を下げた。

◆トリノ五輪でのハーフパイプ(HP)陣 国母も出場したが本番では男子は全員が予選落ち。女子も中島の9位が最高。自作のラップを披露するなど、注目を浴びた今井メロは2度の転倒で予選最下位。大会後、選手村の壁を破損するなど悪態が指摘され、JOC幹部から「戦う姿勢、態度がなっていない」と名指しで批判された。
(スポーツ報知)