大相撲を引退した元横綱・朝青龍関(29)が実業家として第2の人生をスタートさせたことが9日、分かった。母国モンゴルで親族が経営する「ASAグループ」がスキー場を開発していたことが判明。今後は自らがオーナーに就任し、さらなるリゾート開発に着手する。10日には日本相撲協会が臨時理事会を開き特別功労金を決定するが、03年初場所で引退した貴乃花を超える史上最高の1億5000万円をゲットし、ビジネスへの投資資金とするつもりだ。

朝青龍関の第2の人生はやはり実業家だった。第1弾が母国でのスキー場開発だ。モンゴルの関係者によると、昨年「ASAグループ」がウランバートルから東へ20キロほどに位置する山をまるごと買収。目的はスキー場開発。すでに一部は年末に滑走料金3万ドゥグルグ(約1950円)でオープンしており、今後「ASAグループ」のオーナーに就任後は、さらなるリゾート開発を進めていくという。

現役時代、朝青龍関は引退後のビジネスへの青写真を明かしたことがある。ひとつは金、石油など、モンゴルの地下に眠ると言われる資源の開拓。もうひとつがリゾート開発だ。「モンゴルの人たちに安い値段で娯楽を与えたいんだ」と力説していた。そのため温泉施設を伴ったドリームランド、国営サーカス場を買収。さらに最近はゴルフ場の開発も着手。そして今回、実業家としてスキー場にも手を広げ、引退後の第2の人生へ第一歩を踏み出した。

投資を続けるだけに資金は必要不可欠。それだけに10日の理事会で決まる特別功労金が気になるところだ。貴乃花の1億3000万円を超え、1億5000万円に到達すれば、実業家として新たな展開に希望も出てくる。水面下で新たな人生をスタートさせた元横綱はハワイでの休暇を満喫中。この日も3日連続でゴルフに興じた。髪の毛もポニーテールですっかり横綱の威厳もなくなってきた。常夏の島で休暇を満喫した後は母国へ帰国予定。そこから実業家・朝青龍関が本格的に動き出す。

【モンゴルの物価】通貨はトゥグルグ(Tg)で、現在のレートは100Tgが約6・5円。タクシー初乗りが250Tg(約17円)。飲食だと水1・5リットルが600Tg(約40円)、缶ビールは750Tg(約51円)、缶コーラは400Tg(約27円)と、日本の約5分の1程度の値段。ただ、労働者階級の平均収入月額が6万5000Tg(約4190円)なので、かなり物価は高いと言える。
(スポーツ報知)