◇除雪車出動、昨冬の1/3 イベント開催にも影響
冬の朽木(高島市)といえば雪。なのに今冬は少なく、中心部では積雪ゼロ。除雪の苦労が少ないのとは裏腹に、スキー場は滑走不能、雪が売り物のイベントも開催が危ぶまれるなど、観光関係者らは悲鳴を上げている。県高島土木事務所によると、22日の積雪量は朽木市場で0(前年同日30センチ)、府県境に近い朽木中牧で42センチ(同115センチ)。国・県道への除雪車出動は昨冬の3分の1ほどだ。

スキー場の朽木スノーパークは雪化粧してはいるものの、地肌が露出し滑走できない。運営する朽木むらおこし公社は「過去に1月26日オープンの年もあったが、珍しい事態」と降雪を祈る。

各種イベントも深刻な状況だ。びわ湖高島観光協会主催の24日の「てくてくハイク(歩くスキー)」は中止に。森林公園「くつきの森」は雪に包まれた森が売り物のキャンプを月末に予定しているが、「雪がなく申し込みが止まった」と困惑。県立朽木いきものふれあいの里は、来月に予定する子ども向けイベントを危ぶみ、雪なしでもできる内容を急ぎ検討し始めた。

同市朽木支所は「冬の朽木は雪があるのが常識。スキー客らが訪れてうるおうのに、今年はさっぱり」。彦根地方気象台によると、長浜市余呉町など湖北や米原周辺ではまとまって降っているが、湖西は雪雲が流れ込みにくい風向きという。
(毎日新聞)