◇「金メダル獲得を」 快挙に喜ぶ関係者
松山大1年生の青野令選手(19)=松山市在住=がバンクーバー五輪のスノーボード・ハーフパイプ(HP)の日本代表に決まった13日、県内選手初の冬季五輪出場決定の快挙を関係者は喜び合った。

青野選手の父伸之さん(40)らはこの日午後、青野選手の事務所となっているエスエスエー企画合同会社(松山市西石井2)で記者会見した。伸之さんは「やっとスタートラインに立てた。まだまだ頑張らなければいけない」と話し、「負けては練習しここまで強くなった負けず嫌いな子。オリンピックでは誰よりも目立つ滑りをしてほしい」と力を込めた。

小学4年生の時にスノーボードを本格的に始めた青野選手が練習の場としているアクロス重信(東温市西岡)にはこの日、光田督(ただす)・県スキー連盟会長(73)や、青野選手を小学5年生から高校2年生の時まで指導し、過去の冬季五輪で日本代表のハーフパイプチーフコーチを務めた阿部幹博さん(47)=東温市志津川=らが集まった。

阿部さんによると、青野選手は小学校5年生の時、アクロス重信での練習でジャンプのタイミングが合い、阿部さんが驚くほど高く跳び上がったことがあったという。青野選手は着地し「おしっこをちびった」と話したというが、阿部さんは「この時から飛ぶタイミングを覚え、高く飛べるようになった」と感心したという。今では、横回転の一種の「フラットスピン」の正確さでは世界一だといい、阿部さんは「アメリカ勢が手ごわいが、十分にメダルは狙える」と期待する。

光田会長は「青野選手はアクロス重信のように年間通して練習できる施設があれば、選手に地域は関係ないことを証明した」と笑顔で話した。

加戸守行知事は「地元愛媛で技を磨いた選手が大きく成長し、日本代表に選出されたことをうれしく思う。オリンピックでの金メダル獲得を願って、県民とともに応援したい」とのコメントを出した。
(毎日新聞)