五輪会場に隣接する人口降雪機がないゲレンデは雪がまばら=カナダ・ウエストバンクーバーのサイプレスマウンテンで2010年1月13日午後0時23分、須賀川理撮影来月12日に開幕するバンクーバー五輪の組織委員会(VANOC)は13日、フリースタイルスキーやスノーボードの競技会場となるバンクーバー市北部のサイプレスマウンテン一帯の一般客用スキー場を五輪終了まで閉鎖すると発表した。VANOCとスキー場の経営者側が同日、雪不足で地肌が出たコースや残った雪を保護するため合意した。周辺ゲレンデは2月1日から五輪に向けた整備のため閉鎖される計画だったが、連日の雨で予定より約2週間半、前倒しされた。

サイプレスマウンテンは山頂部で標高が約1200メートルと低い。そのため昨年11月から35台の人工降雪機を使い、五輪コースの整備に当たっていた。

地元のスキー関係者によると、サイプレスマウンテンは今冬、最大で1メートル50センチの積雪があったという。13日は五輪に向けて既に閉鎖されているフリースタイルスキーやスノーボードのコースは、人工降雪機の稼働もあり雪で覆われていた。だが、その他の一般開放されていたゲレンデは連日の雨で雪が解け、至る所で地面が顔をのぞかせていた。

VANOCの担当者は「早期の閉鎖は最近の天候に対応した措置。これから1カ月かけて整備して世界のスキーヤーを迎えたい」と話した。一方でスキー場で働く男性は「来週になれば雪が降るという予報だ。だから大会を開催するには心配ないと思っている」と語った。
(毎日新聞)