2008年北京五輪のメーン会場として使われた国家体育場(愛称・鳥の巣)がこのほど、雪のテーマパークに生まれ変わった。

今年2月20日の営業終了まで、人工降雪機で雪を降らせ、競技フィールドを一面の銀世界に衣替え。観客席の一部を撤去して、そり滑りが楽しめる斜面をしつらえたほか、迷路など遊戯施設も設置した。

08年をもじった高さ20.08メートルの雪山で造ったステージでは、2月12日開幕のバンクーバー冬季五輪や、元日など祝祭日に合わせて芸能人らを招き、各種イベントの開催も計画している。

競技場の外には人工スキー場も併設。気軽にスキーやスノーボードが楽しめる。期間中に使用する水は2万5000トン。北京市は慢性的な水不足に悩んでおり、すべてかんがいなど二次利用することになっている。

巨額の維持費を捻出(ねんしゅつ)するため、鳥の巣は各種イベントを開催するなど、集客に努めている。雪のテーマパークは北京の寒さを逆手に取ったアイデア。入場料は祝祭日180元(約2400円)と、一般市民の収入からすると高めだが、「1日7000人程度の入場者を見込んでいる」(関係者)という。そり遊びを楽しんでいた20代のカップルは「テレビを見て早速やって来た。会社帰りなどに気軽に楽しめる」と話していた。 
(時事通信)