静寂な天神山にスノーマシンが雪を吹き出す音だけが静かに流れた=山梨県鳴沢村のふじてんスノーリゾート(写真:産経新聞)いよいよ冬本番! 富士山麓の標高1300メートル地点にあるものの暖冬の影響で人工降雪ができず、延び延びになっていたスキー場「ふじてんスノーリゾート」(山梨県鳴沢村)のオープンが間近となった。同スキー場では冬型の気圧配置が強まった17日から夜間から早朝にかけ、スノーマシンとスノーガン計53台を稼働させて雪をがんがんと降らせ、待ちに待った冬到来を迎え撃つ。

 同スキー場は完全人工降雪スキー場。降雪機は水を圧縮空気で噴霧して外気の冷え込みを利用して雪をつくる方式。氷点下2度以下にならないと、雪にはならない。先月からリフト搬器の取り付けやレンタルスキーなどの準備を終えたが、冷え込み不足で5日のゲレンデは一面芝生のままだった。

 6日から断続的に降雪作業を進めたが積雪量が不十分。14日から作業を本格化して、17日朝はゲレンデの朝の最低気温はマイナス5・9度。朝日に照らされた粉雪はまるで湯煙のよう。積もる雪に従業員の心は躍る。やきもきもしたが圧雪状態で積雪30センチに達し、当初の予定より2週間遅れだが、「これで19日にオープンできます」

 19日のオープン時はリフト4本のうちメーンの4人乗りクワッドリフト沿いダイナミックコース(1300メートル)のみ滑走可能だが、スキー場側同様にオープンを待ちわびたボーダー、スキーヤーのためにリフト1日券4500円を2000円に割引き、打ち上げ花火、たいまつ滑走などで今シーズンのオープンを祝う。いまごろはゲレンデがにぎわっているはずだ。
(産経新聞)