◇今季開業済みは22スキー場のうち2カ所
首都圏から県内スキー場へのスキー客らを運ぶ臨時列車の今季第1便が12日、盛岡市のJR盛岡駅に到着し、県内の観光関係者らに迎えられた。降り立ったスキー客らはバスで安比高原に出発したものの、暖冬で雪に恵まれない中でのシーズン到来。関係者は「準備は万端。早く雪が降ってほしい」と願っている。

この日は、臨時列車「初すべり号」が到着すると、スキー板やスノーボードを持った乗客が下車した。さんさ踊りを披露したほか、携帯用カイロを配り歓迎した。しかし、定期列車を含めた12日全体の予約客は約160人で、約500人だった昨季に比べて大きく減少した。

県観光協会によると、県内で今季営業を予定している22スキー場のうち、同日までに開業したのは安比高原、夏油高原の2カ所だけ。多くが12月上旬までのオープンを予定していたが、積雪量が5センチ程度のため営業開始を見合わせている。

昨季の県内のスキー、スノーボード客は約106万人だった。国内有数の規模を誇る安比高原は昨季と同程度の52万人の来客を目指す。県観光協会の渡辺徳夫課長補佐は「暖冬でも例年、クリスマスまでには十分な雪が積もる。寒気到来に期待したい」と語っている。
(毎日新聞)