「雪の但馬へ ようきんさった」(民謡「春来峠」)と歌われる近畿の積雪地帯・但馬。師走がスタートした1日、スキー場では観光客のにぎわいを願う冬山開きがあった。一方、除雪隊の発隊式も行われ、雪害防止を誓った。

◇冬山開き−−ハチ北高原スキー場
香美町村岡区大笹のハチ北高原スキー場で1日、冬山開きがあり、関係者らがシーズン中の安全などを祈った。

ハチ北高原プチホテル前広場で行われた神事には長瀬幸夫町長や西村吉雄・村岡観光協会長ら約60人が出席。田辺寿裕・ハチ北高原自然協会理事長が「安全安心を第一に、お客さんに喜んでもらえるよう努力します」とあいさつ。長瀬町長も「町の冬の観光は、カニと温泉とスキー。大勢の来場者を期待します」とあいさつした。

鉢伏山(1221メートル)北斜面に広がる同スキー場は18日のオープンを予定。ハチ北高原には旅館・民宿が約30軒あり、昨シーズンは約17万人が入山。今季は20万人を目標にしており、60歳以上のリフト1日利用が1000円引きになるシニア券(3500円)も新設する。

◇除雪隊も準備OK 豊岡市役所で発隊式
積雪時の除雪作業にあたる豊岡市の除雪隊発隊式が1日、同市役所前駐車場で行われた。

除雪用車両12台の前に整列した市都市整備部職員約60人に向け、中貝宗治市長は「冬はカニやスキーで但馬に観光客が集まるシーズンですが、通学や通勤する人にとってはつらい時期。除雪はその生活を支える大切な仕事です」と訓示した。

また今年度、市が新しく購入した8トンの除雪ドーザーのお披露目も行われた。

市が受け持つのは市内の車道612キロ、歩道101キロ。積雪15センチをめどに午前4時に出動、車両150台で午前8時半までに除雪する。昨冬は旧豊岡市域で5回出動した。
(毎日新聞)