札幌国際スキー場(札幌市南区)の営業が21日始まった。スキー場に通じる道道小樽定山渓線が通行止めとなっているため利用客の減少が懸念されたが、初日の来場者は前年並みの約1400人とにぎわった。

道道は「四ツ峰トンネル」(1487メートル)で亀裂が見つかり12月6日まで通行止めとなっており、利用客は小樽市の朝里側から来場した。北広島市の会社員、高橋一さん(50)は「高速道路の料金がかかるので負担が大きい」と話した。

スキー場は通行止め期間中、札樽道札幌西インターチェンジ(IC)から朝里ICまでの通常料金(普通車)に相当する割引券(700円)をプレゼントしている。山崎正裕営業部次長は「例年並みの25万人程度の来場者を確保したい」と話した。

◇小樽定山渓線、開通予定早まる
四ツ峰トンネルの亀裂は今年7月29日に見つかり、以来、道道小樽定山渓線はトンネル区間を含む11・3キロが通行止めとなっている。管理する札幌市はトンネルの補強工事を急いでおり、開通は当初見込みの12月中旬より1週間程度早まった。

しかし、スキーとセットでの来場者を見込んでいた定山渓温泉の宿泊施設では、通行止めの影響で九州や四国からの修学旅行生のキャンセルが15施設9400人分に達した。定山渓観光協会の山田秀明事務局長は「スキー場と宿泊施設のパック料金などを設定して、キャンセル分を挽回(ばんかい)したい」と話した。
(毎日新聞)