ここが9年前に事故があったスキー場です。後ろに見えるレールを走っていたケーブルカーが火災を起こして、155人が亡くなりました。

9年前、日本人10人を含む155人が死亡したケーブルカー火災。遺族らは、火元になったケーブルカーの暖房機の管理に落ち度があったと訴えましたが、2005年、ケーブルカーの運行会社の幹部など8人全員が無罪になりました。

事故から丸9年を前に、遺族の代表がオーストリアを訪れました。遺族は、再審・裁判のやり直しを求めて活動しています。

「(事故の責任を)闇に葬られている遺族の立場としては、非常に苦しいものがあります」(娘を亡くした光本七重さん)

そして、ここにきて新たな証言が飛び出しました。

「裁判は悲劇の原因をうやむやにするための茶番だった」(再鑑定をしたシュレッテンブルナー氏)

事故の再鑑定によると、メーカーに無断で暖房機を改造していたり、揮発性の高い油が車内に漏れていたことが分かりました。「火災は予見できなかった」とした無罪判決をも覆す証拠になる可能性もあります。

「可能性が1パーセントでもあれば、続けていこうと思っている」(娘を亡くした光本七重さん)

再審の扉は開くのか。事故から9年が経った今も遺族は戦い続けています。
(TBS)