来年2月にカナダで開かれるバンクーバー五輪開幕まで4日であと100日となった。スケートでは男女ともにメダル獲得が有力視されるフィギュアのグランプリ(GP)シリーズが10月に開幕。スピードとショートトラックでも間もなくワールドカップ(W杯)が始まる。昨季の世界選手権で健闘が目立ったスキーの各種目でも同じくW杯が本格化。スノーボードの各選手はすでに8月末からW杯を転戦している。今週には女子カーリングの日本代表決定戦も行われるなど、代表選考がいよいよ本格的に始まる。


■スキー&スノーボード
全日本スキー連盟は、7月28日にバンクーバー五輪の代表選考基準を発表しており、すでに内定している上村愛子(北野建設)らフリースタイルのモーグル3選手以外の代表選手は、その基準を基に今季W杯序盤の成績を加味した上で、各強化担当者らが選考会議を開いて来年1月10日ごろまでに決める。

ノルディックのジャンプ代表は、原則的にジャンプ週間が終わる来年1月6日までのW杯ランキング上位5人を選ぶことになっており、今月末に開幕するW杯序盤の遠征組に決まった岡部孝信(雪印)ら6人の中から5人が選ばれる公算が大きい。また、昨季の世界選手権で団体金を獲得した複合の代表枠は「5」で、小林範仁(東京美装)ら優勝メンバー4人に、高橋大斗(土屋ホーム)を加えた布陣となることが濃厚。また、距離では昨季の世界選手権団体スプリントで4位に入った石田正子と夏見円(ともにJR北海道)が、すでに選考基準を満たしている。

スノーボードでは、ハーフパイプ(HP)代表が年内に男子4人、女子3人程度に絞り込まれる予定。代表入りが確実視される青野令(松山大)以外のメンバー争いは、今月4、5日のW杯第2戦(スイス)を終えた時点で、ほぼ趨勢(すうせい)が決まる見通し。また、パラレル大回転では昨季W杯種目別3位の竹内智香(ロイズ)の代表入りがほぼ確実で、他に男女各1人が選ばれる見通し。また、今季W杯開幕戦で5位に入ったスノーボードクロス藤森由香(アルビレックス新潟)も、代表入りが濃厚だ。


■フィギュア&スピードスケート
スケートの代表は年末までに出そろう。

フィギュアはすでに男女とも出場3枠を確保。GPファイナルで3位以内に入った日本人最上位者を内定とし、年末の全日本選手権優勝者も原則として代表とする。残る枠は(1)全日本選手権3位以内(2)GPファイナル進出者(3)全日本選手権終了時の世界ランク日本人上位3名(組)−などを対象に総合的に判断する。

GPシリーズ男子で連勝の織田信成(関大)はGPファイナル進出。女子で優勝している安藤美姫(トヨタ自動車)、鈴木明子(邦和スポーツランド)、活躍が期待される男子の高橋大輔(関大大学院)らも進出が有力で、男女とも内定者が出る可能性が高い。不調の浅田真央(中京大)は進出の可能性が低く、全日本選手権にかける。

スピードは先月の全日本距離別選手権で有力選手が見えた。女子では小平奈緒(相沢病院)、岡崎朋美(富士急)が絶好調。男子は加藤条治(日本電産サンキョー)が速さを取り戻し、長島圭一郎(同)も調整が進む。W杯で決まる国別出場枠に応じ、枠の半数以内でW杯3位以内の選手を内定する。争いは激しい。残る選手は12月の五輪代表選考会で決まる。

ショートトラックもW杯で決まる出場枠に応じて、9月の全日本距離別選手権、12月の全日本選手権の獲得ポイントで代表選手を選ぶ。


■カーリング
出場枠を確保したカーリング女子は、代表決定戦が5日から青森市で行われる。トリノ五輪代表で7位と健闘したチーム青森に、チーム長野と常呂高(北海道)の勝者が挑む方式で行われる。代表は7日にも決まる。

元ソフトボール日本代表のエースだった高山樹里(豊田自動織機)が転向したボブスレー代表候補は現在カナダで合宿中。この合宿でW杯代表を絞り込む予定で、各選手が生き残りをかける。W杯の獲得ポイントで五輪出場枠が決まる。


■スケート各種目日程

 開催日     大会          開催都市

【フィギュア】

11.6〜8   GP・NHK杯     (長野)

  13〜15  GP・スケートアメリカ (レークプラシッド)

  20〜22  GP・スケートカナダ  (キッチナー)

12.3〜6   GPファイナル     (東京)

  25〜27  全日本選手権      (大阪)

【スピードスケート】

11.6〜8   W杯ドイツ       (ベルリン)

  13〜15  W杯オランダ      (ヘーレンフェイン)

  21〜22  W杯ノルウェー     (ハーマル=中長距離のみ)

12.4〜6   W杯カナダ       (カルガリー)

  11〜13  W杯米国        (ソルトレークシティー)

  28〜30  五輪代表選考会     (長野)

【ショートトラック】

11.5〜8   W杯カナダ       (モントリオール)

  12〜15  W杯米国        (マルケット)

12.19、20 全日本選手権      (長野)