乗用車などの車体にアニメやゲームの登場人物をあしらった「痛車(いたしゃ)」を集めたイベントが20日、仙台市泉区のスプリングバレー泉高原スキー場で開かれる。痛車の大規模なイベントは東北では初めてといい、主催者は「魅力を知ってもらうきっかけにしたい」と意気込んでいる。

「痛フェスin東北」と題し、宮城や岩手を中心に東北6県の愛好家らがデザインした243台を展示する。人気アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」などの美少女キャラクターのほか、伊達政宗ら戦国武将が戦う家庭用ゲームソフト「戦国BASARA(バサラ)」の登場人物を描いた車もある。

痛車のほか、オートバイやバイクの「痛単車」、自転車の「痛チャリ」も登場する。参加者はほかのオーナーと交流を深めたり、記念写真を撮ったりして思い思いに楽しむ。参加者同士による人気投票も行い、上位3位を表彰する。

企画したのは、仙台市の会社員木村朋史さん(31)。自分仕様に変えられる痛車の魅力にはまり、昨夏に知り合いに呼び掛けて実行委員会を設立。ことし6月上旬からホームページ上で参加を呼び掛けてきた。

木村さんは「東北にも痛車ファンは少なからずいるはず。車を飾る楽しさを多くの人に知ってもらいたい。来年以降も開催し、東北の愛好家の掘り起こしとレベル向上につなげていきたい」と話している。

イベントは午前11〜午後4時。エントリーの受け付けは終了したが、見学することはできる。見学は無料。

[痛車]アニメやゲームのキャラクターを使って車体などを飾り付けた車。「見ていてイタい(恥ずかしい)」という意味で名付けられた。印刷したカラーシールを張り付けたり、エアブラシ塗装したりして自分仕様にする。2008年ごろから人気に火が付き、専門雑誌の創刊やイベントの開催が全国で相次いでいる。
(河北新報)