◇韓国人客は7割減に 香港チャーター機ゼロ
福島県観光物産交流協会は28日、昨冬の県内の外国人スキー客宿泊者数を発表した。延べ7400人で、前年の1万538人から3割減。暖冬や円高ウォン安の影響で韓国人客が7割減となったうえ、香港からのチャーター便もなくなり激減した。国内スキー客の減少が続く中、県内のスキー場や旅館にとっては大きな打撃となった。

昨年12月〜今年4月、県内の主要な旅館・ホテル43施設に宿泊し、スキーやスノーボードをした旅行客を調べた。3月の「FISフリースタイルスキー世界選手権猪苗代大会」の選手ら約3000人も含まれており、純粋な旅行客は調査開始の07年(5271人)を下回る過去最低とみられる。
 国・地域別の宿泊者数は▽韓国1014人(前年3553人)▽台湾864人(同2463人)▽米国324人(同0人)▽中国273人(同152人)▽香港227人(同4102人)▽その他4698人(同268人)。月別では同大会があった3月が最も多く、雪の少なかった12月は前年の1割に落ち込んだ。

県観光交流課によると、香港から07年12月〜08年4月に計104便のチャーター機が運航されたが、09年は0便に。香港のツアー会社が、不景気と円高の影響でツアー募集を中止したためで、復活のめどは立っていないという。一方、同大会の効果で米国や豪州、欧州などから大幅に増加し、全体を下支えした。

同協会は「外国人客をあてにしている施設もあり、影響は大きい。福島の雪質の評判は良いので、中国など今後の増加が見込める地域に積極的にPRしたい」と話している。
(毎日新聞)