上越地方を震源として12日午後7時40分ごろ発生したマグニチュード4・6の地震。震源はごく浅く、震度4を観測した上越市の山あいで天井材が落下するなどの被害が出た。けが人はなかったものの、07年3月の能登半島地震、同7月の中越沖地震などでも揺れた地域だけに、住民らは恐怖に襲われた。

上越市安塚区須川のスキー場「キューピットバレイ」では、メーン施設内にある500人収容のレストランの天井から、ガラス製排煙窓(幅0・5メートル、長さ9メートル)が落下、破片が飛び散った。たまたま客がおらず、渡辺武敏社長は「けが人が出なくてよかった」と胸をなでおろした。

また、隣接する宿泊施設「久比岐野」では給水管がずれて廊下が水浸しになる被害も出た。14日までに復旧作業を終え、15日には営業を再開するという。

同市浦川原区の同市浦川原体育館では、天井から保護材(縦0・9メートル、横1・8メートル)が落下。当時、地元のバレーボールクラブの小学生が練習していた。監督の村松徹さん(51)は「ドーンと強い縦揺れがあり、すぐに子供たちをコート脇に集めた。揺れが収まった直後、コートの中央付近に保護材が落ちてきた」と声を震わせた。

また、同市牧区宇津俣の宿泊施設「深山荘」では、照明器具が落下するなどした。
(毎日新聞)