北アルプスのふもと長野県白馬村の区長に、英国人のロッジ経営者、ダン・マットさん(32)が選ばれた。

マットさんが住む地区では外国人移住者が増えており、住民は、新たな地域づくりの旗振り役として期待を寄せている。白馬村には29地区あるが、外国人の区長は初めて。

マットさんは、英国・スコットランド出身。1999年に初めて白馬村を訪れた際、景観の良さに感動。松本市や松川村で塾講師や中学校の外国語指導助手(ALT)をしながら、白馬を訪れるようになった。2006年、和田野地区に移り住み、カナダ人男性と共同でロッジを経営する。

白馬八方尾根スキー場のふもとに広がる同地区には、約60の宿泊施設があり、このうち約20施設を外国人が経営。オーストラリアをはじめ外国人移住者が増えており、区費の徴収や、高齢者の見守り、自主防災組織の活動などが、スムーズに行えるかどうかが、懸案となってきた。豪州資本による高級リゾートマンションの建設計画も持ち上がり、景観を守ろうと、不動産会社との会合も続いている。
(読売新聞)