3月19日、英女優ナターシャ・リチャードソンさんがスキー中の転倒が原因で亡くなったのを受け、スキー場でのヘルメット着用をめぐる議論が再燃。写真は2005年1月、イタリア北部で撮影(2009年 ロイター/Alessandro Bianchi)(ロイター)英女優ナターシャ・リチャードソンさん(45)がスキー中に負ったけがが原因で亡くなったのを受けて、スキー場でのヘルメット着用をめぐる議論が再燃している。

リチャードソンさんは今週初めにカナダでスキー中に転倒、脳に重傷を負い、18日にニューヨークの病院で死亡した。転倒した際、ヘルメットは着用していなかったと報じられている。

一時期スキー場でほとんど着用されなくなっていたヘルメットは、最近になって使用する人が増加してはいるものの、着用の効果や義務化をめぐっては意見が分かれている。

医師グループの中には、スキー場でのヘルメット着用により頭部外傷の60%を避けられるとしているグループもあり、子どものヘルメット着用を義務付けている国もある。

アスペン・スキーイング社が運営するコロラド州のスキーリゾートでは、スキースクールに参加する12歳未満の子どもにヘルメットの着用を義務付けているが、大人には着用を義務付けていない。

同社の広報担当者は、ヘルメットの着用を義務付けるのは企業の役目ではないとの見解を示した。また、ヘルメットでけがを防げるかとの問いに対し、「ヘルメットを着用しても、スキー場で人が衝突するのを防ぐことはできない。ヘルメットで負傷の程度が軽くなるとも言いきれない」と答えた。
(ロイター)