白山瀬女高原スキー場と台湾観光客に根強い人気がある兼六園(金沢経済新聞)石川県と台湾スキー協会、地元旅行会社が企画し、今冬からスタートした台湾からのスキーツアーが好評だ。この影響もあって、小松〜台北便の搭乗率は1月に71.4%まで持ち直し、昨年の金融危機以降、石川県を訪れる外国人観光客が減少する中、関係者はひとまず胸をなで下ろしている。

このスキーツアーは、2008年6月に週2便で就航した小松−台北便の利用拡大に向けて石川県が誘致を働きかけ、台湾スキー協会と地元旅行会社が協力し、今年1月から始まった。白山市の白山瀬女(せな)高原スキー場や白山一里野温泉スキー場でウインタースポーツを楽しみ、金沢市内の観光をツアーに組み込んだ。ツアーは1月から2月にかけて計13回実施。1月は定員の125人を上回る140人が参加したほか、2月には定員を60人ほど上回る約200人が利用した。

台北便は、6〜12月の搭乗率が74.9%、利用者は14,184人と好調な滑り出しだった。しかし、12月に限っては、立山黒部アルペンルートのシーズンが終了したこともあり、55.4%(1,336人)と大幅に下がった。スキーツアーの誘致が始まった1月の搭乗率は71.4%(1,721人)と回復し、2月も70%以上は確保できる見通しだ。

また、兼六園の外国人観光客数は、昨年14万6,510人と過去最多を記録。このうち、台湾観光客が9万708人(前年比14%増)と62〜63%を占め、好調な入園者数を支えている。ただし、金融危機以降の昨年9〜12月は前年同期比6%減とペースダウンし、中でも台湾観光客は21%と大きく落ち込んだ。

石川県では冬場の台北便の利用確保に向け、台湾スキー協会などに対して来シーズン以降もスキーツアーの継続を求めるとともに、今後、兼六園や金沢城公園などと組み合わせた新しい観光ツアーを模索していく。
(金沢経済新聞)