◇「今や村にとっての友好国」 国別宿泊者数で最も多く
豪州南東部で発生した山火事で多数の犠牲者が出たことを受け、白馬村観光局は2月末から、被災者に義援金を送ろうと、村内で募金活動を始めた。村では近年、豪州などの外国人観光客が増えていることから「豪州は今や村にとっての友好国。ぜひ協力してほしい」と呼びかけている。

観光局によると、今回の大規模火災では200人以上が死亡、1800戸以上の民家が焼失、約7000人が家を失うなど行き場をなくしているという。

07年の村の国別宿泊者数では、豪州が最も多く、今季も増加傾向にある。家族連れや友人同士で何度も訪れる例も少なくなく、日ごろから村民との交流が深いため、観光局は義援金を募ることを決めた。

このため、観光局は今月20日まで、村内39カ所に募金箱を置き、観光局内や村役場内でも受け付ける。義援金は在日豪州大使館(東京)を通して送る。

白馬村の「白馬岩岳スキー場」では、ゴンドラ下にある事務所カウンターに募金箱を置き、訪れたスキー客らに協力を呼びかけていた。

同スキー場に勤める松沢文恭さん(35)は「豪州のスキー客は増えている。村の消防団に参加していることもあり、火事のことは身近に感じた。義援金が少しでも多く集まってくれれば」と期待していた。
(毎日新聞)