「六甲山<人工>スキー場」(神戸市)を運営する阪神総合レジャー(大阪市)は14日、同スキー場で毎週土曜日に開催している花火の打ち上げイベント「Mt.ROKKOロマンティックHANABI」を中止すると発表した。同社は「オーストラリアの森林火災など、相次ぐ火災で高まっている地域住民の不安を受けて判断した」と説明している。

同イベントは、毎週土曜の午後7時からの5分間に、200発の花火を同スキー場で打ち上げるもので、今年で3年目。今年は1月3日から3月7日までの9回予定されていた。

打ち上げ花火をめぐっては、今月9日に中国・北京の中央テレビの高層ビルが、違法な花火を原因に火災となり全焼、消防士1人が死亡した。また国内でも、三重県大紀町で7日、紀勢自動車道付近の枯れ草を焼く火事があり、紀勢道開通式で打ち上げられた花火が、出火原因の可能性があると指摘されている。

阪神総合レジャーによると、六甲山<人工>スキー場では、打ち上げ花火による安全面での問題はこれまで起きていない。しかし、住民から山林火災への不安の声が数件寄せられているといい、「安全重視の企業姿勢を示すため、自粛を決断した」という。来年度以降の再開についても「現時点では未定だが、難しいのではないか」としている。
(産経新聞)