松任谷由実(写真:サンケイスポーツ)松任谷由実(55)が新潟・苗場プリンスホテルで行う冬恒例公演「SURF&SNOW」が13日、通算200回を迎えた。5日からスタートしたこの冬のコンセプトは60年代。髪には大きなリボン、ショートジャケットにサブリナパンツを合わせたキュートな姿はベテランを感じさせなかった。

苗場に初めて立った81年から毎年欠かさず開催してきた。「あっという間に今年で29周年。そんなに続くとは思っていませんでした」としみじみと振り返った。10日午前、ヘリコプターが送電線に触れて不時着した事故で、苗場スキー場や宿泊ホテルが停電した。無事に開催できたが「最初は台風の時の子供みたいにちょっとワクワクしました」。

トラブルに動じていては天候に左右される場所でライブはできない。84年の開幕前日。雪崩で周辺道路が通行止めになり、車が立ち往生した。関係各所に頼み込んでブルドーザーを手配。一般道ではない山道を走って、苗場にたどり着いた。06年には父親が死去。「仕事は休むな」という教えを守って、公演日に行われた通夜と告別式には参列せず、ステージに立った。「雪でも、はってでも来なくちゃいけないのがプロですから」と信条を守り続けた。

「終わる日がくるなんて、まったく考えられない。死ぬまで続けていきたい」。収容人数は1400人とプレミア感たっぷり。聖地苗場は歌い続けるユーミンの原点だ。
(日刊スポーツ)