長野県飯山市の斑尾高原で13日、雪で作ったスクリーンがお目見えし、フィンランドの作品などを上演する「みゆきの映画祭」が始まった。雪を掘り出して作った観客席には家族連れやスキー客らが腰を下ろし、トナカイやクリスマスの映像に見入っていた。

映画祭はフィンランドで地域振興の仕事をしていた大阪府出身の橋本晴子さん(32)が企画した。雪のスクリーンで上映する同国の野外映画祭に感銘を受けた橋本さんは、日本でもできないかと考え、斑尾高原スキー場の協力を得て実現した。

スクリーンは高さ2.7メートル、幅3.6メートル。ボランティアら約20人で木枠に雪を詰め、1週間かけて完成させた。

長野市から来た男性は「林を流れる風の音と一体になって音楽が流れる。すごい迫力ですね」と感慨深げ。地元の女子高生も「フィンランドへ旅行してみたくなった」とにっこり。

会場内には北欧のテント「コタ」や、氷のグラスで飲み物を提供するアイスバーを設置。フィンランドのウオツカやベリージュースなども楽しめる。映画祭は15日まで。入場料1000円。
(時事通信)