中盤に差し掛かった今季のスキーシーズン。積雪量や不況などで、各スキー場は善戦と苦戦の明暗が分かれたようだ。

県内最大の安比高原スキー場(八幡平市)は81年の開業以来、最も早い11月23日にオープン。利用客は前年比1・8%増の23万4375人(1月末現在)と善戦する。

積雪が例年に比べ20〜80センチ多かったのに加え、功を奏したのは新企画のレンタルとリフト券。世界初となる2大メーカーの最新モデルのレンタルを新設。利用状況(同)は2〜3割増という。ナイター営業の1時間前から滑れるトワイライト券(2700円)もゴンドラが利用できるため好調で、約500人が利用した。

雫石スキー場はスノーモービルの利用を始めたものの、苦戦している。円高の影響で例年の総客数の2割を占める韓国人客が遠のいた上、積雪も少なく、前年比約15%減の約4万9000人(1月末現在)となった。「豪にも販路を見据えないといけない」と戦略の練り直しを検討する。

夏油高原スキー場(北上市)は、前年比7・5%減の6万756人(8日現在)となった。原油高の影響で、リフト料金を値上げし、客数も伸び悩む。「北上工業団地の製造業の不振も影響しているのでは」と分析する。

ファミリー向けの鉛温泉スキー場(花巻市)も前年比31%減の9540人(10日現在)にとどまる。「市街地に雪が無く、スキー場もないと思われてるのでは。もうひと降りしてほしい」と空に願う。
(毎日新聞)