◇「苗場」や「かぐら」
群馬県みなかみ町で10日、ヘリが不時着した事故の影響で、県境をはさんで隣接する湯沢町三国地区では最大5285戸が約4時間にわたって停電、スキー場のリフトやロープウエーが停止し約1000人が一時宙づりになった。けが人はいないという。

東北電力新潟支店によると、停電が起きたのはヘリが不時着したのとほぼ同じ同日午前9時50分ごろ。同町三国地区はみなかみ町を経由して電気が供給されていた。

同町の苗場スキー場ではゴンドラ3本、リフト12本の計15本が停止。約700人が空中に取り残された。スキー場は予備電源を使ってリフトやゴンドラを頂上まで動かして客を運んだり、係員が長さ4メートルの救助棒を使ってゲレンデに下ろすなどして約2時間後に全員を救助した。

苗場スキー場に隣接する「かぐらスキー場」でもロープウエーやリフトなど計13本が停止、約300人が宙づりになった。約1時間後に全員救助されたが、スキー場はこの日の営業を取りやめ、払い戻し作業に追われた。

苗場スキー場に仲間と遊びに来ていた東京都足立区の会社員、鈴木純夫さん(27)は「せっかく休みをとったのに」と残念そうに復旧を待った。苗場プリンスホテルの南雲昭仁広報マネジャーも「突発事故とはいえ、お客様に申し訳ない」と頭を抱えた。
(毎日新聞)