◇知事5日からソウルへ現地でトップセールス
円高ウォン安の影響で県内の韓国人スキー客が減少し、スキー場やホテルから悲鳴が上がっている。佐藤雄平知事は5日から、ソウルを訪ねトップセールスする予定で、県は韓国の旅行会社が企画するスキー旅行プランに、助成することも検討している。

県観光交流課によると、福島―ソウルの航空便の利用者は昨年11月で2923人と、前年比約45%減。同12月の予約者も前年同月から半減しており、同課の安達和久・副課長兼主任主査は「減少分のほとんどは韓国人。スキー場や宿泊施設に聞き取りすると、前年より半数程度客が減っていると聞く」と話す。

猪苗代町横向の「箕輪スキー場」ではツアー客の来場が減っているといい、営業課の渡辺新太郎さん(30)は「昨年は韓国の旅行雑誌の取材も受けたが、今年は全く話がない。昨冬並みの集客を期待していたが……」と残念そう。同町内のある旅館では月6件あった韓国からのツアー予約が、今月はすべてキャンセルになったという。

北塩原村の「裏磐梯猫魔ホテル」の咲間三郎・総支配人は「韓国に加え、台湾、香港からの客も激減している。国内の客も減り、予約が入らない状況」と頭を悩ませている。

佐藤知事は5〜7日、ソウルで韓国観光公社や旅行代理店などに福島をPRする予定。また県は「韓国旅行商品造成支援事業」の対象をスキー旅行商品にも拡大し、ツアーを組んだ韓国の旅行代理店に助成金を出すことも検討している。安達副課長は「韓国側の景気が好転しないと状況を変えるのは難しいが、一緒に取り組む姿勢を見せ、少しでも観光客を送り込んでほしい」と話している。
(毎日新聞)