スキーリゾート王国スイスで雪不足を乗り越えるためのさまざまな工夫が行われています。地球温暖化などによる雪不足の影響が、スキー場にとって深刻な問題となっています。
そんな中、スキーリゾート王国のスイスで、雪不足を乗り越えるためのさまざまな工夫が行われている。

スイスの高級スキーリゾート地として知られ、世界経済フォーラムも行われたダボスの研究所で、ある取り組みが行われている。
実験室の中は、気温がおよそ15度に設定してあり、布をかけたり、おがくずをかけたりして、雪の塊が保存されている。
これは、積もった雪を翌年のシーズンまで保存しようという試みで、研究所の実験室では、さまざまな気候条件にあわせて、最適な保存方法を決める世界初のシステム構築を目指している。
実際に2008年に降った雪を4月から半年間保存する実験を行ったところ、解けた雪は、全体のわずか25%で、大部分の雪を保存することに成功した。

この保存された雪を使って、ノルディックスキーの代表チームに滑ってもらったところ、評判は上々だった。
実験関係者は「もともと雪が少ないスキー場でも、11月に雪を保証できるかもしれません」と話した。
スキー客は「プロ選手が、シーズン前からトレーニングできたりするのはいいことだわ」と話した。

一方、同じスイスのスキー場ツェルマットでは、気温30度以上でも雪を降らせることができるという、イスラエル製の最新人工降雪機をおよそ1億8,000万円で購入した。
地球温暖化による雪不足が懸念される中、懸命の生き残り対策が進められている。
(FNN)