スノーボードの世界選手権は23日、男女のハーフパイプ(HP)決勝などが行われ、男子HPの青野令(あおのりょう)(18)(スノーフレンズク)が47・3点の高得点で優勝。

ハーフパイプ(HP)男子決勝で優勝、五輪、世界選手権を通じて初の世界一に輝いた青野令(スノーフレンズクラブ)=22日、韓国・江原(REUTERS)スノーボード世界選手権の男子ハーフパイプで優勝し、表彰台で喜ぶ青野令(中央)。「優勝したのかな、という感じ。もっと練習しなければいけない」と決意を語った(23日、韓国・江原)

日本選手がスノーボードで金メダルを獲得したのは五輪、世界選手権を通じ初めて。

愛媛県松山市出身、同市のスノーフレンズボードクラブに所属する松山城南高3年生。ヨネックスと用具契約を結び、関係者の間ではゴルフの石川遼とともに「Wリョウ」と呼ばれる。

幼少期から県内の屋内施設「アクロス重信」で技術を磨き、W杯は2007年2月の富良野大会で初優勝。さらに2勝を重ね、06−07年に日本選手ハーフパイプで3人目の種目別Vを達成。今季は今月の郡上大会で優勝している。164.5センチ、57キロの身体が繰り出す圧倒的な高さのエアが持ち味。

高いエアを連発して快勝した決勝の演技をビデオで確認。「もうちょっと高さを出したい」と向上心をのぞかせた。王者の称号に酔うことなく、「五輪(代表)を決めて練習したい。これからが大事」と気を引き締めていた。 

ショーン・ホワイトら米国勢の実力者不在の大会での優勝に「今のままじゃ全然駄目」と青野。真の世界一を決める来年のバンクーバー五輪へ向け、「もっと成長しなければいけないし、できると思う」と意気込む。

工藤洸平(シーズ)、渡部耕大(アクロス重信)は準決勝で敗退し、それぞれ13、14位に終わった。

女子HPは今季W杯総合首位の劉佳宇(中国)が優勝。前回大会2位の山岡聡子(アネックス)は4位、中島志保(桃源郷ク)は5位に入賞。岡田良菜(フッド)は準決勝で敗退して8位だった。

ハーフパイプ(HP)男子決勝で優勝した青野令(スノーフレンズクラブ)=22日、韓国・江原(REUTERS)スノーボード世界選手権で男子ハーフパイプを制した青野令の演技。高いエアが光った。18歳。スノーボードでの日本勢の優勝は五輪、世界選手権を通じて初めて(23日、韓国・江原)

スノーボード世界選手権の男子ハーフパイプで優勝を決め、万歳して喜ぶ青野令。「きょうの演技が僕の今の限界」と会心の表情(23日、韓国・江原)男子ハーフパイプに優勝した青野令は、2位のバチェラー(カナダ、左)と3位のクレペル(フランス)に挟まれて満足そう(23日、韓国・江原)