弘前市の津軽塗職人が、津軽塗のスノーボード制作を進めている。ボードの販売会社が、オーダーメード用に企画した逸品。1枚1枚に手作業で漆を塗って仕上げている。

制作に取り組んでいるのは、弘前市堀越の舘山次郎さん(50)。青森県大鰐町でスキー用品店を営む知人を介して、長野市の「小賀坂スキー販売」から、2年ほど前に依頼を受けたという。

ボードは長さ156センチ。津軽塗の唐塗りが施され、赤、緑のほかに黒っぽい呂(ろ)色の三色がある。注文から完成まで、2カ月から4カ月ほどかかる。価格は21万円。

日光に当たると、漆のつやが消えてしまうのが難点だが、販売後もつや出しなど定期的なメンテナンスに対応していくという。

10月後半から制作を始め、現在は来年度の試作品も含めて4枚を作っている。舘山さんはこれまでもコンセントカバーに津軽塗を施すなどユニークな商品を手掛けており、「伝統技術の活用方法がいろいろあることを知ってほしい」と話している。
連絡先は小賀坂スキー販売026(226)0678。
(河北新報)