県内のスキー場は、書き入れ時の年末年始を前に雪不足で頭を抱えている。オープン予定を延期したスキー場もあり、関係者は「クリスマス寒波」に期待を寄せる。

34のスキー場が集中する魚沼地方でも、オープンしているのは、標高の高い場所にある湯沢町の苗場、かぐら、田代と魚沼市の奥只見丸山の4カ所だけ。

苗場は11月22日にオープンした人工雪ゲレンデと天然雪の一部コースを使って営業。かぐら、田代、奥只見丸山は積雪が50センチ以上あり、十分楽しめる。

一方、今年開業25周年を迎えた南魚沼市の八海山スキー場は、山頂付近を除いて積雪がゼロ。茶褐色に枯れた雑草がゲレンデ一面に広がり、20日のオープンを延期した。

同スキー場はさまざまな記念イベントを企画し、昨冬より14・8%多い5万4800人の来場者を見込んでいるが、渡辺均スキーマネジャー補佐(45)は「このまま小雪が続けば、下方修正せざるを得ない。クリスマス寒波を期待するしかない」と天を仰ぐ。

湯沢町産業観光課は「今のところ宿泊客のキャンセルは聞いていないが、そろそろどかっと降ってほしいですね」と雪乞(ご)いの心境を明かした。
(毎日新聞)