新見市最古のスキー場・千屋スキー場(同市千屋井原)の閉鎖が決まった。運営する千屋スキー場組合(戸川史可夫組合長)が、このほど明らかにした。1960年のオープン以来、ファミリーゲレンデとして県民に親しまれてきたが、今季は営業しておらず、ほぼ半世紀にわたる歴史に幕を引くことになった。

同スキー場は面積約10ヘクタール、平均斜度15〜20度。最長約300メートルのコース設定が可能で、初中級者向けとして人気を集めた。ロープ塔やTバー・リフトを備え、65年ごろのピーク時には年間5000人を超える利用があった。旧新見市では市内唯一のスキー場として、毎年市長杯スキー大会が開かれ、国体予選の会場にもなった。

しかし、花見山、大山などのスキー場に押されて利用客が減少。市内に03年、人工造雪機を導入した「いぶきの里スキー場」が開業して以降も営業を続け、“県北の穴場”として年間1000〜2000人が利用していたが、客足は思うように伸びなかった。

戸川組合長は「できることなら続けたかった。ここ2、3年は予約制で利用客を受け入れてきたが、人手不足に加えて組合員の高齢化を考えるとやむを得ない」と話す。今後は、夏場に和牛を放牧する構想で市などと協議しているという。
(毎日新聞)