【愛知県】昭和初期に蒲郡市東部の五井山(454メートル)にあった「落葉(らくよう)スキー場」で使われたスキー板や愛好団体の看板が市内で見つかり、同市博物館で展示されている。

落ち葉の上を滑る落葉スキー場は、1932(昭和7)年に開設されたが、5、6年で廃れてしまった“幻の観光施設”。同博物館では「当時から観光振興に力を入れていたことが分かる貴重な資料」と話している。

見つかったのは、木製のスキー板3枚と、「蒲郡落葉スキー倶楽部」の看板2枚、同倶楽部の会員88人分の名前を記した木札など。市内の民家の蔵に保管されていた。

当時、五井山一帯ではロープウエー建設などの開発計画があり、スキー場整備もその一環とみられる。竹島などと一体となった一大観光地とする狙いだったようだが、戦争の影響などで計画は立ち消えとなり、スキー場も廃止されたらしい。

スキー場の様子を撮影した写真も残されており、ネクタイ姿で落ち葉のゲレンデを滑る人たちの姿などをパネルにして紹介している。

企画展「再発見!ふるさとの歴史」の中で展示。入場無料。24日まで。
(中日新聞)