スノーボード・ハーフパイプ種目の選手として全国最年少のプロとなった奈良県御所市立御所中学1年、平岡卓君(12)=同市大広町=が、今月開かれた「JOCジュニアオリンピックカップ第7回全国ジュニアスノーボード競技会」(全日本スキー連盟主催)に出場。高校生も含む選手の中で最高得点をマークし、総合優勝を果たした。平岡君は6年後の2014年にロシア・ソチで開かれる冬季五輪を目標に据えており、「金メダルを取る夢に向かってさらに頑張りたい」と話している。

競技会は全日本ジュニアスキー選手権大会(スノーボード・ハーフパイプ)を兼ねて16、17両日、愛媛県東温市の室内ゲレンデで開催。男女とも小学生〜高校生に4部門があり、中学生の部には16人が出場した。

平岡君は難度が高い得意技の2回転半ジャンプなどを見事に決め、同部門で2位に13・4ポイントの大差をつける45・1点をマークして優勝。高校生の部(出場10人)優勝者の得点も1・8ポイント上回って総合優勝にも輝き、表彰式では2、3位の高校生を従えて表彰台の中央に立った。

スノーボードを始めたのは小学1年のとき。御所市職員の父、賢治さん(49)から手ほどきを受けた。弟の岳君(10)=市立御所小5年=とともに、週末や長期休暇などを利用して、冬場は岐阜県内のゲレンデ、夏場も東温市の室内ゲレンデで練習。日ごろは、自宅にあるトランポリンなどで平衡感覚を磨いている。今月の競技会には岳君も小学校高学年の部に出場し、7位と健闘した。

猛練習と持ち前の運動神経の良さからめきめきと上達。今年2月に岐阜県で行われた大会で、プロ選手に混じって8位に入賞し、最年少でプロ資格を獲得。7月に選手登録した。

スノーボードだけでなく、中学では野球部にも所属。食べ盛りで、牛乳をお茶代わりに飲む。「野菜を中心に思いっきり食べさせている」と母、浩美さん(46)。2月の大会時に比べて身長が7センチ伸び、体重も5キロ増えて臨んだ今回の競技会は、自身でも「前回より高く飛べた」と納得のいく内容だった。

夢は、18歳となる6年後のソチ五輪での金メダル。「お兄ちゃんと一緒に頑張りたい」と話す岳君とともに、大目標に向かってさらなるレベルアップを目指す。賢治さんと浩美さんは「親としてもしっかりサポートし、夢を応援してあげたい」と話した。
(産経新聞)