北秋田市の臨時議会が19日開かれ、運営継続が危ぶまれていた阿仁スキー場への約390万円の助成案を全会一致で可決した。運営会社の米シティグループ子会社「ウインターガーデン・リゾーツ」(本社・東京)への市費持ち出しが決まり夏秋シーズンの営業は決まったが、冬期以降の見通しは立っていない。

同スキー場はハイキング客向けにゴンドラを通年運行。助成は6、7、10月のゴンドラ運営にかかわる11人の従業員のうち運行係員など8人の人件費に充てられる。

岸部陞(すすむ)市長の経緯説明に対し、市議からは「森吉山観光の振興に異議はないが、(内々に会社側と協議した)経過に疑問が多い」「なし崩しの支援拡大要望につながる恐れがある」との声が出た。

岸部市長は「支援は今季の3カ月間のみ。県とも協議するが冬期間は全く白紙だ」と強調。市幹部の答弁をめぐり紛糾する場面もあったが、市側が「今後は手順を踏み、議会の声をよく聞いて対応する」と答弁し、結局全員が支出に賛成した。

岸部市長は「これからは県とも協議し、冬の集客策として樹氷やスキー場の宣伝に力を入れていきたい」と述べた。
(毎日新聞)