【長野県】2007年度の県内主要スキー場24カ所の利用者は延べ581万7000人で、前年度比4・3%増となり、9年ぶりにプラスに転じたことが長野経済研究所(長野市)の調査で分かった。記録的暖冬で雪が少なかった前年度と比べ、雪が豊富に降ったことなどが好影響となった。

調査は昨年12月−今年3月末までを集計。前年度より増えたのは15カ所で、増加率が高かったのは大町市の「サンアルピナ鹿島槍」で42・6%増(14万4000人)、飯山市の「戸狩温泉」で30・7%増(16万6000人)。前年度不振だった反動で大きく伸びた。

一方、王滝村の「おんたけ2240」は、12月15日に90人がリフトに閉じ込められる事故の影響で、34・9%減の5万6000人にとどまった。

県内最多は山ノ内町の「志賀高原」で、利用者は114万7000人、前年度比2・4%減。

総数では9年ぶりに増加したが、スキーブームでピークだった1990年代初めと比較すると4割の水準にとどまる。

同研究所は「客を増やしているスキー場は中高年層のリピーターを取り込んでいる。スキー人口が今後増えるとは考えにくい中、設備投資や営業努力をしているスキー場が生き残っていく」と分析している。
(中日新聞)