スキー客が転落する事故のあったリフト=兵庫県養父市の若杉高原大屋スキー場で2008年3月16日午後5時50分、吉川昭夫撮影16日午後1時40分ごろ、兵庫県養父市大屋町の「若杉(わかす)高原大屋スキー場」で、初心者コースの1人乗りリフトのワイヤロープが突然大きく揺れて滑車から外れ急停止した。このため乗っていた男性2人、女性1人の計3人が約5メートル下の雪上に振り落とされ、重軽傷を負った。リフトは全48席で、事故当時、上り24席の約8割が乗っていたが、他の客は無事だった。

3人は、大阪府八尾市教興寺、主婦、松下真規子さん(42)▽松下さんの長男で中学2年の裕幸さん(14)▽兵庫県尼崎市七松町1、中学3年、岩永優輝さん(15)。松下さんは背中を強く打って重傷、裕幸さんと岩永さんは足に打撲。

県警養父署の調べでは、リフトの長さは片道205メートル。6本の支柱とその上に滑車がある構造。3人が転落したのは、リフト乗り場から約40メートル上った3本目の支柱付近で、前から岩永さん、松下さん、裕幸さんの順番で乗っていた。目撃者によると、裕幸さんの後ろの空席のリフトが横に揺れて3本目の支柱に衝突。衝撃でワイヤロープが滑車から外れたという。同署は、空席のリフトの衝突原因などを調べている。

スキー場によると、同日午前8時前後の点検では、異常はなかったという。23日に閉鎖予定だったが、事故などを受け、この日で閉鎖した。

事故を目撃した兵庫県朝来市の建築業の男性は「突然『ゴーン』という大きな音が聞こえ、振り返ると2回目の大きな音がした。男女2人がリフトから落ちた」と話した。
(毎日新聞)