7人が行方不明になった恐羅漢スキー場=広島県安芸太田町横川の恐羅漢スキー場で2008年2月4日午前10時49分、井上梢撮影4日午前0時ごろ、広島県安芸太田町横川の国設恐羅漢(おそらかん)スキー場から「スノーボードのため山頂に登った男性7人が下山していない」と県警山県署に連絡があった。雪崩などの情報はないが、県警は遭難した可能性もあるとみて、地元消防団などとともに約100人態勢で午前7時から捜索を始めた。

調べでは、7人は30〜40歳で、広島県4人、山口県3人。2人はスキー場の冬季臨時従業員、5人が常連客でいずれも顔見知りのスノボ仲間。

3日午前10時半ごろと午後1時すぎ、別々に広島県と島根県の県境にある恐羅漢山(1346メートル)の山頂付近までスノーボードをするためリフトで登った。午後1時半ごろ、7人が山頂付近にいるのを別のスキー場従業員が目撃している。

午後3時半ごろ、別の友人が、携帯電話をかけたところ「コース外のところをスノーボードで下りようと思ったが、雪がないので歩いて下山する」と話したといい、これを最後に携帯電話もつながらなくなった。

7人はともにスノーボード歴10年以上のベテラン。当時の積雪は1メートル以上あったが天候は悪くなかった。しかし、広島地方気象台などによると、3日午後から冬型の気圧配置となり、4日にかけて断続的に雪が降り続くなど現場付近は荒れ模様だった。

恐羅漢山は、西中国山地国定公園内の広島、島根県境にある両県の最高峰。中国自動車道吉和インターチェンジの北約12キロで、スキー場は東側の斜面に国設と民設の2ゲレンデがある。【大沢瑞季】

行方不明になっている方々は次の通り。

広島市西区、自営業、杉山顕彦さん(36)▽同市東区福田、会社員、中村信之さん(30)▽広島県安芸太田町、臨時スキー場従業員、金藤宗晃さん(33)▽同町、同、端橋伸一さん(31)▽山口県周南市、自営業、青木貴彦さん(34)▽同、大工、松原靖男さん(34)▽同県柳井市、大工、服部繁範さん(40)
(毎日新聞)