暖冬の影響で昨季はスキー客が前年比約10%減だった県内スキー場。今季は雪に恵まれ、環境はいいはずなのだが、明暗が分かれた。

◇好調「安比高原」64%増/順調「雫石」と「鉛温泉」/苦戦「夏油」昨季の反動
県内最大のスキー場、安比高原は昨季よりも3日早い12月1日にオープン。雪に恵まれ、全コース滑走できる時期も早まった。オープンから12月27日までの客は、前年比64%(2万330人)増の5万1720人と大きく伸ばした。年末年始(28日から1月3日)も同2・6%増と好調を維持している。

昨季は前年比19・5%減と大きく落ち込んだ雫石スキー場も順調だ。オープン日は昨季と同じだったが、年末の大雪の影響で、稼ぎ時の同29日から1月3日の客数は前年比26%増の2万5650人。1月4日以降も昨年を上回り、雫石スキー場は「雪も豊富。2シーズン前の水準を取り戻したい」と意気込む。

昨季は雪不足のあおりを大きく受けた鉛温泉スキー場。オープンが2月4日まで遅れ、営業期間はわずか13日間だったが、今季は1月2日に営業開始。例年並みの2万4000人の客数を目指す。同スキー場は「今のところは順調。ただ、昨年の例もあるので、もうひと降りしてほしい」と願う。

苦戦しているのは夏油(げとう)高原スキー場。営業スタートは昨季よりも11日早く、「前年比10%以上で出足は好調だった」(スキー場)。しかし、年間の売り上げの半数以上を占める年末年始(28日から1月3日)は雨と大雪で落ち込んだ。同スキー場は「昨季は天候に恵まれた。他のスキー場に雪が少なかったため、雪があった夏油に集まった。今季はどのスキー場も雪はあり、昨季の反動が起きている」と嘆いている。
(毎日新聞)